世の中の多くの人は「誰かが作ったEAを買う」側です。私は「自分で組んで検証する」側でいたいので、その実物を公開します。
これは「儲かるから買って」という話ではありません。“本物の検証者”が、どこまで泥臭くシステムを作っているかの記録です。
1. 構成:Pythonが頭脳、MT5が手足
- Python頭脳:毎日、各銘柄の日足データを解析し「目標ポジション」を算出
- MT5のEAが執行:その指示をブリッジ(CSV)経由で受け取り、自動で発注
- なぜこの形か:当初はAPIを直接叩く案だったが会員区分の壁で断念 → MT5 EAルートに確定。間にブリッジを挟む安定構成にした
- 低回転:判断は日足・前日の確定足ベース。1日1回の実行で十分(先読み防止の処理済み)
2. 戦略:トレンド+キャリーの分散
対象は 24銘柄(FX13+CFD11=ゴールドや株価指数など)。
- トレンド:ドンチアン(エントリー100本/エグジット50本)+ATRでトレンド状態を判定
- キャリー:高金利通貨にボラ調整して配分(FXのみ)
- サイジング:年率ボラ目標から各銘柄の重みを決める(一発で偏らせない)
派手な「月利○%」ではなく、多銘柄に薄く広く分散して、トレンドが出た銘柄で取る設計です。
3. 安全装置(絶対に緩めない)
| レイヤー | 制限 |
|---|---|
| Python | ボラ目標でロット決定 |
| EA | 総建玉(グロス)上限 |
| 運用 | レバレッジは手動で絶対に上げない |
詳しくは退場しない資金管理の記事に書いた通り、勝つ仕組みより先に「退場しない仕組み」を入れています。
4. 今の状態:実弾デモで稼働中
現在はデモ口座で実弾デモ稼働中(残高 約299万円相当)。実際に複数ポジションの保有を検証スクリプトで接続・目視確認済みで、含み損益はスプレッド分の誤差レベル=設計通りに動いています。
正直に言うと、まだ本番ではなくデモ段階です。次の手順は、デモで数週間バックテストと整合するか確認 → 納得できたら本番・少額から、と決めています。焦って本番大金には絶対しません。
5. なぜ「買う」のではなく「作る」のか
売られているEAは、中身(最悪時にどう負けるか)が見えません。自分で組めば、ロジックも安全装置も全部把握できる。「動いているフリ」ができないのです。
ここまでやって出した結論が「簡単に勝てる必勝法は無い/退場しない設計が全て」なのだから、“勝率93%・丸ごと渡します”の類いを私が信じないのも、分かってもらえると思います。
「勝率93%」を信じてはいけない理由→ 退場しない資金管理→
※ 本記事は個人の検証記録です。デモ・本番を問わず将来の成績を保証するものではありません。投資判断はご自身の責任で。