先に結論を言います。SNSで広告を打っているEAで、当ラボの検証を通過したものは今のところゼロです。

TikTokで流れてきたゴールドEAを実際に検証したら、直近3年で293回破綻していたこともあります。広告の実績画面は嘘ではなく、「たまたま破綻していない瞬間」を撮っただけでした。

とはいえ、全部を自分で検証するのは大変です。そこで、当ラボがEAを見るときに最初に確認する7つのチェック項目を公開します。どれも無料で、10秒〜数分で確認できます。

チェック1: 「勝率」を一番大きく書いていないか 🚩

勝率90%超えを最前面に出す広告は、ほぼ確実にナンピン・マーチンゲール型です。勝率が高いのに破綻する仕組みはこの記事で図解した通りで、「勝率93%」は安全の証明ではなくまだ最悪の日が来ていない証明でしかありません。

見るべきは勝率ではなく「最大ドローダウン」と「1回の最大負け額」です。

チェック2: バックテストの検証条件を書いているか 🚩

「10年で+5,000%」のような数字だけあって、実ティックか・スプレッド条件は何かが書いていない広告は信用できません。検証モードひとつで資産50倍が一発退場に変わることを、当ラボは実例で確認しています。

売り手に「実ティック率は何%でしたか?」と聞いてください。この質問の意味が分からない売り手は、検証をしていません。

チェック3: フォワード実績(本番の記録)があるか 🚩

バックテストは条件を選べば誰でも良く見せられます。本物の売り手は必ず第三者が確認できるフォワード記録(Myfxbook等のリアル口座の記録)を出します。「スクショだけ」「デモ口座の記録だけ」は、無いのと同じです。

チェック4: 「毎月◯%保証」「元本保証」と書いていないか 🚩

これはチェック以前の問題で、投資の利益保証をうたった時点で法律的にアウト寄りです。当ラボが世界中の「本当に生き残っている運用」を調べた結論として、本物のリターンは地味です。プロの世界でも「年率で数十%を安定して」は最上位クラス。「月利30%が続く」は、存在しない数字だと思ってください。

チェック5: 販売者がそのEAで生活できているか考える 🚩

シンプルな疑問です。本当に月利30%で勝てるなら、他人に3万円で売る必要がありません。複利で回せば数年で億に届く計算になるからです。それでも売っているということは、EAの利益より販売の利益のほうが大きいということ。この構造は勝率93%の正体でも書きました。

チェック6: 限定・急かし・実績画面の動画 🚩

「残り3名」「今日で販売終了」「利益画面をスマホで撮った動画」——中身への自信ではなく、考える時間を奪う技術です。まともな検証済みEAは、明日買っても同じ性能です。急かされたら、それだけで一旦離れてください。

チェック7: 負けた記録を公開しているか

最後は逆方向のチェックです。負けの記録を出している売り手・発信者は、少なくとも隠していません。当ラボも自作EAが10年で-631Rだった記録や、広告EAの破綻記録を全部公開しています。良い数字しか出さない相手は、悪い数字を隠す相手です。

まとめ: 7つのうち1つでも引っかかったら見送り

  1. 勝率を一番大きく書いている
  2. 検証条件(実ティック・スプレッド)を書いていない
  3. 第三者が確認できるフォワード記録がない
  4. 利益保証・元本保証をうたっている
  5. 「売るより自分で回すほうが儲かるはず」に答えられない
  6. 限定・急かしで考える時間を奪ってくる
  7. 負けた記録を一切出していない

EAは「買ってから検証」では遅いです。買う前にこの7つ、そして買ったら実ティックで自分で検証——この順番だけで、失うはずだったお金の大半は守れます。

それでも判断に迷うEAがあったら、まずこのサイトの検証記事一覧と見比べてみてください。同じ型のEAがだいたい既に破綻しています。