このサイトには「負けた記事」ばかり並んでいます。自作EAが10年で-631R勝率93%の正体広告EAが3年で293回破綻——。

「マイナスの話ばっかりだな」と思った方へ。実は、あれは全部この日のための下ごしらえでした。 ダメなものを1個ずつ潰していった先に、やっと生き残りが見つかったので、今日はその話をします。

1,557通りを、4つの関門でふるいにかける

やったことは単純ですが、量が違います。29の通貨ペア×合計1,557通りの設定を、機械的に4つの関門にかけました。

  1. 第1関門: 前半5年(2016〜2021)のデータで勝てるか
  2. 第2関門: その設定のまま、見たことのない後半5年(2022〜2026)でも勝てるか
  3. 第3関門: 10年通しで回して破綻しないか
  4. 第4関門: 取引コストを2倍にしても、まだ勝てるか

第2関門が肝です。バックテストの数字が嘘をつく最大の理由は「過去に合わせすぎること」なので、「選んだデータでは勝てて当然。選んでいないデータで勝てるか」だけを見ます。

結果:1,557 → 81 → 29 → 5

1,557通りの設定が4つの関門でふるい落とされ、最後に残ったのは5通貨だけだったことを示す図

1,557本中5本。99.7%はダメでした。「ほとんどのEAは勝てない」と当ラボが言い続けてきたのは、体感ではなくこの数字の実感です。

生き残った5通貨を「1つのシステム」に合成したら

最後に残った5通貨を、1つの口座でまとめて動かすポートフォリオにして10.5年を通しで検証しました。

10.5年で+239.7%/最大ドローダウン-11.2%/年単位の負け年ゼロ

派手な数字ではありません。資産が2ヶ月で10倍になったりしません。 でも、金の検証でもナンピンEAの検証でも一度も見られなかった「10年間、破綻もドカン負けもせずに右肩上がり」が、初めて出ました。

複数の通貨に分ける理由は単純で、1つがダメな時期を他が支えるからです。これは生き残るための資金管理で書いた考え方をそのまま形にしたものです。

いま:デモ口座で「答え合わせ」の真っ最中

バックテストは、しょせん過去の数字です。当ラボの流儀はいきなり実弾を入れず、デモ→少額で確かめるなので、 このシステムはいまデモ口座で24時間並走中です。数週間回して、実際の値動きでバックテストと同じ挙動をするかを照合します。

手法の中身は、売りません・教えません

先に言っておきます。この設定は公開しませんし、商材にもしません。

理由はこのサイトで何度も書いてきた通りです——本当に勝てる手法なら、他人に売るより自分で回すほうが儲かる。 だから当ラボが中身を売り出したら、それは自己矛盾です。公開するのは数字と過程と、途中経過の実録だけ。 「勝てる話の中身は見せない」のは不親切に見えるかもしれませんが、それがこの数字が本物であることの、いちばんの証明だと思っています。

まとめ

※成績はすべて過去データによる検証値であり、将来の利益を保証するものではありません。実運用ではバックテストより成績が目減りすることを前提に運用します。