自動売買で意外と軽視されるのが「環境(インフラ)」です。手法やツールの良し悪し以前に、EAが止まったり、設定をミスったりして資金を失うケースは本当に多い。実際に24時間botを回している立場から、泥臭いノウハウを共有します。
1. なぜVPSが必要なのか
EAは24時間動き続けてこそ意味があります。自宅PCで動かすと——
- PCをシャットダウン/スリープした瞬間に停止
- 回線が落ちると発注できない
- Windows Updateの再起動で勝手に止まる
これでは「狙った場面でEAが動いていなかった」が起きます。VPS(24時間動く仮想PC・月数百〜千円台)にEAを置けば、自宅PCを消しても回り続けます。
2. 私の常駐運用(実際)
私はVPS上でEA/botを常駐させ、タスクスケジューラで毎日定時に実行する形にしています。Python頭脳がデータを処理し、MT5のEAが執行する構成(24銘柄システムの記事参照)。要は「人が見ていなくても、決めた時刻に決めた通り動く」状態を作っています。
3. MT5の「絶対にやってはいけない」設定ミス
初心者が資金を失う原因の多くは、手法ではなく設定ミスです。最低限、これは避けてください。
- 「自動売買(AutoTrading)」ボタンを押し忘れる:これがOFFだとEAは1つも発注しません。動いてるつもりで動いていない、の典型。
- 古い/野良版のMT5を使う:公式の最新版を入れる。古いと「Old version」で弾かれることがある。
- 1つの口座で複数EAのmagic番号が衝突:別EAの建玉を誤って触る事故に。番号は分ける。
- VPS再起動後にEA/チャートが自動復帰しない:再起動でEAが外れたまま放置=停止。プロファイル保存・自動起動を設定。
- サーバー時間と日本時間の混同:「○時に実行」がズレる。MT5サーバー時間を基準に設計する。
- いきなり本番・大ロット:まずデモ→本番少額。設定ミスは"小さく"踏むのが鉄則。
4. 「動いているフリ」をさせない
私がbotの約定を毎回メールで確認しているのも、「設定したつもり」で実は止まっていたを防ぐためです。自動売買は、組んだ後の「ちゃんと動き続けているかの監視」までがワンセット。
派手な手法より、こういう地味なインフラと設定の詰めが、結局「退場しないで回し続けられるか」を決めます。
退場しない資金管理→ MT5で24銘柄を動かす自作システム→
※ 本記事は個人の運用・検証に基づく一般的な情報です。投資の最終判断はご自身の責任で行ってください。